シャープ MZ-1500

MZ-1500はベストセラーMZ-80K/Cシリーズの系列の最後のマシンになります。ソフトウェア的にはMZ-700シリーズとは完全な互換性を持ち、MZ-80K/C用のソフトウェアに対してもMZ-700と同程度の互換性を持っています。

MZ-1500の主な特徴（MZ-700からの改良点）

○ クイックディスクドライブ標準搭載

片面64KB、両面で128KBの容量を持つ2.8インチ クイックディスクドライブを搭載しています。
クイックディスクの外観はフロッピーディスクに似ていますが、記録方式としてはカセットテープに近い方式をとっています。

○ PCGによるグラフィック機能

PCG(プログラマブル キャラクタ ジェネレータ）により１つの文字を構成している8x8ドットをドットごとに色を設定することができます。MZ-1500では1024の文字を定義することができます。

また1画面（40x25文字）に1000個のPCG定義文字を配置することにより320x200ドットのカラーグラフィックを実現しています。この時にあまった24文字はキャラクタとしてグラフィックと重ねあわせて表示することができます。

○ PSGによる音楽再生

同時6音+ノイズの発声ができるPSG(プログラマブル サウンド ジェネレータ)が内蔵されています。

○ 豊富なオプション

RAMファイル、ボイスボード、RS-232C I/Fなどのオプションがあります。

1984年5月にシャープから発行されたMZ-1500用ソフトのカタログ「MZ-1500 SOFTWARE　SPACE」をスキャナで取り込んでみました。