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Magical Logic Factory Prensents

日本が生んだ究極のパーソナルコンピュータ
X68000の部屋

Last Update : 2013/07/07
まじろじ

パーソナルコンピュータがまだマイコンという名前で呼ばれ、各社各様かつ独自仕様はあたりまえ、互換性なんてくそくらえ状態だった時代が終焉をむかえ、NEC PC9801陣営が圧倒的なシェアを獲得し始めていた矢先の1986年10月、東京・晴海で開催されたエレクトロニクスショー'86でシャープから発表されたのが、このX68000というパーソナルコンピュータ(シャープはパーソナルワークステーションと呼んでいたけど)でした

マンハッタンシェイプと呼ばれる独特のフォルム、ひっくり返すとトラックボールに変身する妙なマウス、オートイジェクトする5インチフロッピーなどの外見上の特徴をも上回る驚きを秘めたその内容、インテルCPU全盛のご時世にマニアも納得のモトローラ製68000をCPUに採用、シンプルなビットマップ構造のビデオメモリ、機能豊富でカラーなスプライト、8重和音なステレオFM音源にサンプリングもオッケ〜なPCM音源などなど てんこもりのオンパレードって感じ(なんだそりゃ)

もちろんシャープ テレビ事業部の8ビット時代の傑作パソコンテレビX1からのお家芸、テレビ画面とPC画面のスーパーインポーズやPCからのテレビ機能制御なども健在

ソフトウェアもMS-DOSライクなコマンドを持つOS(Human68k)、マウスオペレーションのビジュアルシェル、C言語ライクな独自拡張が施されたX-BASIC、あまり使われなかったけどワープロ、卓越したグラフィックとサウンド機能のデモンストレーション(?)用に横スクロールシューティングの名作グラディウスなどの豊富なソフトウェアが標準装備ときたもんだ こりゃたまらん

と、いったわけで当然のように発売後まもなく私もゲットさせていただきました

初代のX68000は左の写真のようにグレーでした タイトルの写真はしばらく後で発売された黒いモデルです

当時ベストセラーになっていたNEC PC9801VMなどという事務機の匂いがプンプン漂うパソコンも持っていたのですが、当然のようにX68000の購入後はめっきり使われることがなくなってしまい、会社の同僚(仕事用にパソコンをおぼえたいとぬかすたわけ者)にパソコン学習用マシンとして売却してしまいました 部屋もせまかったし、お金もなかったし

そして私はくる日もくる日もグラディウス、じゃなかった(ぉぃぉぃ)X68000とたわむれて過ごしていました


X68000に標準で添付されているOSはHuman68kという名前でシャープとハドソンソフトによって作成されました

今ではすっかりゲームソフト専業メーカの感があるハドソンソフトですが、シャープの8ビット時代の名機 MZ80K/Cシリーズ用の Hu-BASICというマイクロソフト系の構文を持ったBASICインタプリタ(MZ80K/Cシリーズ用のシャープ純正のBASIC言語は独自命令が多く、雑誌などに載っていた他機種のソフトを動かすのが難しかった)やFORM(Tiny Fortranコンパイラ),PALL(中間言語コンパイラを使用したALGOL系言語),見たこともないけどディスクオペレーティングシステム H-DOSなどのシステムソフトウェアや言語製品でも有名なソフトハウスだったのです

OSの基本的な構造やコマンド名などは当時のPC用OSの主流であるMS-DOSに酷似しているのですが、ファイル名の長さの制限とか使用できる文字,デバイスドライバで提供される数値演算・サウンド・IOCS(BIOS)などの機能拡張,スクリーンエディタ等の対話性に優れたコマンド類などなど、的を得た拡張が施されておりシングルタスクながらも非常に使いやすいOSに仕上がっています





これが X68000 に標準添付されたコナミ製 横スクロールシューティングゲームの名作グラディウスです

左のタイトル画面を見るとわかりますが、SPSという会社が移植を担当しました

SPSはグラディウス以降もたくさんのアーケードゲームの移植を行いシャープブランドで発売していました

はっきりいって「はずれ」な移植物もあったけど、スーパーハングオン,パックマニアは遊ばせていただきました





しかし、このX68000版のグラディウス、始めて自分の目で見たときは本当にぶったまげました

当時の他のパソコンのスペックでは絶対にできなかったことを鼻歌を鳴らしながら(うそ)すいすいとやってしまうX68000を見て、その可能性に高鳴る胸の鼓動を押さえ切れずに思わずローンを組んでしまった同士が私以外にも推定300人はいたであろうと思います



こちらは 電波新聞社 が移植を行ったナムコの源平討魔伝です

SPSもがんばったけど、電波新聞社は本当にX68000用のゲーム開発に力を入れてました

スペースハリアー,アフターバーナー,ドラゴンスピリットなどはX68000の売り上げに多大なる貢献をしたことと思います

ちなみに、アフターバーナーは予備マウスとサイバースティック(シャープ純正のいかしたアナログジョイスティック)の売り上げにも貢献したと思うのは私だけではあるまい




私には源平討魔伝は難易度が高すぎてゲーセンではあまりやらなかったんだけど、X68000に移植されて自宅でじっくりとやることができてすげ〜嬉しかったっす

特にデカキャラモード(勝手にそう呼んでいる)で弁慶なんかと戦っているときなんかすげ〜迫力でクラクラしちゃいます

今だったらプレイステーションのナムコミュージアムとかであっさりと遊べちゃうんだけど、当時はゲーセンのクオリティで遊べたのは X68000 だけだったのですよ

PCエンジン版はそれなりにがんばってたけどショボい感じはぬぐえなかったし、ファミコン版にいたっては完全にあきらめられちゃって双六と化してしまったし(笑)





PC/AT互換機が普及しWindowsの時代が訪れたときに
一度はX68000を手放した私でしたが、

その後、3.5インチフロッピー搭載でコンパクトボディの
X68000CompactXVIを購入していたりします。

モニタが初代X68用のCZ600Dなのが泣かせます。(^^;)


てなわけで

また時間ができたらX68000のことを話したいと思いますが、今回はこのへんで・・


X68関連リンク

Oh!X 復活へ

NetX

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サンデーネット

EX68 (Windows用 X68エミュレータ)


特別限定仕様(^^;) コルク張り X68000 (当時[たけ]さんが所有していた物)


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